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2016.10.18 Tuesday
シベリア抑留の記憶

話題になっていた映画をケイズシネマで

 

「祖父の日記帳と私のビデオノート」

「海へ 朴さんの手紙」

 

シベリア抑留の記憶に関する個人的な記憶を二本立てで。

予告編を観た時から引き込まれていた。

シベリア抑留についての映像を遺そうとするチャレンジを

個人の女性監督が成し遂げたなんて日本のドキュメンタリー界もすごいものを産んだな

とかのんきに思っていたら、知人から幾たびも評判を聞いて観に行った。

 

不思議な感覚に陥る映画だった。

久保田桂子さんのモノローグが心地よくて一寸眠りに陥りそうになるのだけど

スクリーンの向こうの景色に投影するのはシベリアのある地方で

一時暮らした二人のおじいさんたちの世界を想像しうる。

シベリアに行くことよりも、シベリアから帰ってきた人の記憶を丁寧に救い、

その延長を生きる日常の美しい景色や愛おしい時間を編みこんだ映像作品だ。

海を渡ったあの日の記憶、食べ物がなくてひもじい思いをみんなで乗り越えた記憶、

人を殺した殺し方の記憶、支え合った友の記憶、彼らの記憶が監督の存在の深いところに着地していく。

人間は記憶の集合体で生きている。記憶を絡ませあって現在の物語に還元している。

映像の中で、シベリアに行った祖父の孫として生まれた監督が祖父の記憶を留めようとする。

その行為がどうも日本に生きるということ、魂のつながりに生きるということ、

永遠に続くと思われる歴史の記憶の痕跡を残す作業につながっている。

 

もともとは1本の映画にするつもりで撮った作品が

2つに分かれてそれぞれに必要なストーリーと結末を迎えている。

その途中モノローグの風景描写でどうも号泣してしまった。

2作品共に自分の記憶の深いところに落ちてくるものがあった。

1作目はセルフドキュメンタリーのような個人的な覚書という向きが強かったが

2作目は韓国に住む朴さんに寄り添うように撮られている。

 

ティーチインがあり、桂子監督が

「身の丈にあった、嘘のない映像を作りたかった」(私の記憶にある部分だけ抜粋)

とおっしゃっていて、それがとても心に響いた。

わたしはいつからか嘘ばっかりだな、いつからか妥協を覚え、

本当のキモチに向き合うことを諦めていた。

それがすごくうらやましかった。

 

ケイズシネマ10:30の回10月21日まで

早起きして映画を観よう

| 小野さやか | 映画の宣伝配給 | 23:23 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
2017.05.09 Tuesday
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